うつから心理学①:マイナス思考が発動したら、セルフつっこみ!
前回、死に切れず、心療内科も見限った死に底ないの私は、それでも生きていかねばならぬ為、有り余る時間を使い、心理学に手を出し始めた。
少しでも効果があったと信じているので、どのようなことを学んだが記す。
目次
現状における思考のクセ/理想の思考方法
うつ状態の人は、まず自らの性格や思考のクセを把握する必要がある。
私の場合は、現状と理想を下記のように分析した。
現状 マイナス方向への自動思考
─ 何か良くない事があるとすぐに悪い方へ考える
↓
理想 論理的に思考
─ 思考の飛躍を指摘し、事実と思い込みの区別を明確に出来る
─ 何か良くない事があるとすぐに悪い方へ考える
↓
理想 論理的に思考
─ 思考の飛躍を指摘し、事実と思い込みの区別を明確に出来る
自動思考の連鎖を断ち切る
では、具体的にどうすれば現状の考え方を変えられるのか。
まずは自動思考の連鎖を断ち切ることが重要だ。下記の例を元に解説する。
【例】待ち合わせに遅刻した
マイナス方向への自動思考が働くと…
①失敗した
↓
②自分はいつも失敗ばかり
↓
③なにをやってもダメ、死んだほうがマシ、自分はゴミ
マイナス方向への自動思考が働くと…
①失敗した
↓
②自分はいつも失敗ばかり
↓
③なにをやってもダメ、死んだほうがマシ、自分はゴミ
この思考、その時に重い浮かぶのは仕方ないとして、その後論理的に思考し直す必要がある。
すると、これは<思考の飛躍>だと認識できる。
【例】待ち合わせに遅刻した
論理的に思考し直すと…
①失敗した
↓
②自分はいつも失敗ばかり<思考の飛躍>
↓
③なにをやってもダメ、死んだほうがマシ、自分はゴミ<思考の飛躍>
論理的に思考し直すと…
①失敗した
↓
②自分はいつも失敗ばかり<思考の飛躍>
↓
③なにをやってもダメ、死んだほうがマシ、自分はゴミ<思考の飛躍>
思考の一つ一つが現実と一致しているか確認
もう一つ重要なことがある。
それは、自動思考の一つ一つが現実と一致しているかを論理的に問うことだ。
【例】待ち合わせに遅刻した
・相手は怒っているに違いない
・嫌われたに違いない
・相手は怒っているに違いない
・嫌われたに違いない
どちらも、<事実ではない>のである。
自らの予想・推測を事実として決め付けてはいけない。
本当のところは、怒ってもいないし嫌われてもいないかもしれない。
つまりこの場合、論理的に思考とは、
事実と思い込みの区別をすることなのである。
マイナス思考が発生したら、論知的思考で冷静につっこもう
上述したように、思考の変換の第一歩として、マイナス思考が浮かび上がってきたら、自分で自分に論理的に突っ込むと、それがいつしか思考のクセとなり、思い込みや思考の飛躍に惑わされずにすむ。
まずは、自分の思考のクセ(自動思考)というものを、把握してみると良いかもしれない。