毎日が苦痛!私の毒親への毒吐き~My toxic parents~
毒親という言葉についてご存知だろうか。
一言で言えば、子供にとって毒となる存在の親、それが毒親なのだ。
今回は、私自身の毒親を紹介するとともに、スッキリとしたいが為に昔から思っていた事を書き連ねるいわば独白である。いや”毒吐く”か、デットクスか!
毒親とは何か?
毒という言葉通り、子供の精神や肉体を蝕み、一緒にいるだけで悪影響を及ぼす親のことを指す。
子供にとって親は選べない存在であり、ましてや自立するまでは離れたくとも離れることが出来ない厄介な存在なのである。
毒親の影響~毒親育ちは歪みがち~
次に毒親の影響を語る。
全員が全員というわけではないが、毒親に育てられた子供は、大人になってからも何かしら歪んだ考えやトラウマを持ってしまう。
例えば暴力的な親に育てられた人間は同じように暴力的になるか、あるいは暴力ともいえないスキンシップに対してさえも必要以上に怯える人間になるかもしれない。
つまりは、毒親育ちの人間が毒親になる負の連鎖や、精神病を発祥する事が起こりうるのである。
毒親のタイプ
①過保護・過干渉タイプ
何をするにも口出しするタイプであり、一見すると愛情たっぷりにも見えるこのタイプ。
過保護で過干渉である毒は、子供にとって自分では何も出来ない人間、何も考えられない人間になってしまい、決断力や判断力、頭の回転に大きな影響を及ぼす。
社会に出てからも指示待ち人間や、問題に対して解決せず放置するような責任感のない人間になるかもしれない。ドラマ「過保護のカホコ」が有名。
②ネグレクト・無関心タイプ
①とは対照的に、子供に興味がなく関わろうとしないタイプ。
ここでの毒は、「会話」がないが故に、人との関わり・距離感、相手の気持ちがわからなくなったり、愛情に飢えたり、善悪の判断さえもつかなくなるかもしれない。何も教わってないのだから。
③支配・虐待型タイプ
これが最も多いのではないだろうか。暴力や暴言で相手を支配し、自分に絶対服従を肉体的・精神的に誓わせるのである。
「親に逆らうのか!」「誰が育ててやってると思ってる!」こんなことを言う親は間違いなく当てはまる。
毒はもちろん、怯えるような性格であったり、相手に気を使いすぎるそんな人間になるかもしれない。
私の毒親~毎日が苦痛~
私の両親どちらも毒親であった。タイプはどちらも③支配・虐待型タイプ。
顔を合わせれば、理不尽な暴言と暴力を毎日のように浴びせられていた。
とくにひどかったエピソードを話そう。
毒母~勉強の話~
勉強についてはスパルタだった。遊ぶ約束をしてようが何だろうが、宿題をやらなければご飯やおやつ抜き、お小遣いなしは当然。
いや、たとえ勉強をしていてもテストの点が悪ければ暴言と暴力が待っていた。
強制的に支配的に勉強をさせるのでなく、勉強の楽しさを教え自主的に楽しく学ばせる事が親の務めなのではないか?やらされてる感とペナルティを恐れる恐怖心でストレスしかたまらなかった。
毒母~犬の散歩の話~
まずは母親。外で柴犬を飼っていたのだが、散歩に行くのは子供の役目で自分は一切行かなかった。
疲れて帰って散歩にいかない日には、犬が吠えることもある。そんな時には夜中の2時だろうが3時だろうが、構わず散歩に行かせられるのだ(もちろん怒鳴って早く行け!という感じで。)
さらに散歩に行ってる間に玄関の鍵を閉められる。散歩から帰ってくると鍵が開いていないので、開けてくれとドアを叩いたり呼び鈴を押すが無視。
ようやく開けてくれても、「うるさい!」と暴言を吐かれ、殴られることもある。開けてくれない時は朝まで外で過ごした。
毒母~お小遣いの話~
そしてお小遣い。前提として一般的な家庭より少なかった(中学生で1000円、高校生で3000円程)し、自分からお願いしないとくれなかったし、お願いしてもくれないことがあった。
前述した犬の散歩ではないが、何か毒親の気に触ることをした時に罰としてお小遣いなしの時もあった。
当然友達付き合いでお金が必要な時もあった。近所の祖母に頼むか、母親の財布からネコババしたが、後で見つかり暴言と暴力を受けるのだ。
また、お年玉もなぜか大半は回収される。
「私達も親戚に出しているからその分お前達から回収する」といった理屈で。
毒母~ お弁当の話~
高校の時は弁当だったが、作ってくれない日のほうが圧倒的に多かった。
そんな時は500円が置いてあるか、何も置いてない時があり、金をせびると暴言を浴びせられ結局もらえない事が多かった。結局私はバイトをし、自分で稼いだ金で買うことが多かった。
毒母~ 私のものを破壊する話 ~
塾をさぼった時のことだ。私が悪いとはいえ、その時集めていた漫画「ワンピース」が全部捨てられた。少ない小遣いで中古で安いところを探してちまちま集めていたのをあっさりと捨てられた時には怒りと悲しみでどうにかなりそうだった。
あとはゲーム。成績が落ちると必ず隠されるというのはまあ仕方ないが、破壊されたことがある。重すぎる罰。
毒母~妹の結婚式の連絡~
最近の話だ。妹が結婚式をあげる話を聞いた。
日にちは教えてもらったが、会場名を一向に教えてくれなかった。
そんな中「ネクタイは白、祝儀は5万」と、そんな事知ってるわ!という事を伝えてきた。頭にきたので無視してると、鬼電。
当然無視し、そんな常識的な事伝えなくていいから、まず会場名教えてくれとメールで伝えた。
毒父~暴力と暴言、差別主義者~
毒父については、もう一言。暴力と暴言の嵐。
例えば父の買ったお菓子を食べたとしよう。
まず顔面を蹴り、「てめぇ食ったろ!!」と言いながら長いこと暴力にさらされる。たかがお菓子で、だ。しかも子供相手に血が出て顔が変形するまで殴られ続ける。
ちなみに毒母の場合、夜中でも同じもの+αを買いに行かせ、もちろん小遣いから自腹だ。
基本的に毒父はプライドの塊みたいな人間で、自分が気分を害することをされると、とにかく殴る蹴る。怒鳴り散らしながらだ。
朝起こされる時も暴力が過ぎる。想像してみて欲しい。寝ていていきなり殴る蹴るで起こされる恐怖を。
そのくせ妹には甘い完全なる差別主義者だった。
妹が同じことをしても毒父はいっさい怒らない。妹が何をしても怒ったことは一度もみたことがない。無罪放免、お咎めなしだった。
そんな妹に腹が立っていじめた時は、もちろんボコボコにされた。
毒両親~話し合いが出来ない~
これはどちらにも共通しているのだが、冷静に論理的に話し合いをするということが全く出来ない人間だった。
「自分は100%正しい。子供は100%間違っている。」
こんな感じで、例え親の間違いや勘違いを論破しても、「口答えするな」と暴力で黙らせるか、関係のない昔の話を持ち出して自分が優位に立とうとする。
当然ながら、自らが間違っていても毒親は謝った事も一度もない。
毒親から逃げるために、小学生にして家出をしたことも何度かある。
毒親に育てられた私は?
私は物心つく前から、親に対して尊敬の念は一切抱いていないし、なんなら早く死んでくれないかくらいに思っていた。さらに言うと反面教師にしており、親の行動・考え方全てが間違っていると思っていたので、大人になった今毒されていないと信じたい。むしろああいう大人にはなりたくないとずっと思っていた。
暴力や暴言は行わないし、物事を冷静に論理的にみるよう努めている。もちろん己の過ちは素直に認め謝るし、差別もしない。
大学からは一人暮らしをし、極力毒親との接触は避けた。
毒といえば、先日の妹の結婚式の話で毒母から連絡があったので当時のことを思い出し、一晩眠れなかったくらいか。
あとは、一人が好きで、深い付き合いを好まず、人間不信なところがあるのも毒の後遺症かもしれない。
正直家族とは最低限の連絡しかとっていないので、私にとって家族はいてもいなくてもどっちでも良い存在に思っているが、世間では寂しい奴と思われるかもしれない。しかし世間体を気にする親と違って私は気にしない。
今後もこの距離感を保ちつつ、一人暮らしを満喫していきたい。極力関わらないようにしていたのは昔からだ。関われば関わるほど嫌な思いをする為、子供の頃は極力外に遊びに行くか自分の部屋に引きこもっていることが多かったくらいだ。
最後に
私と同じような境遇の方、いやもっとひどいかたもいるだろう。
高校・大学と奨学金をもらったとはいえ行かせてもらえたのは幸運だ。
親である以上、勝手に産んだのだから子供には何不自由なくとまでは言わないが、ハッピーな生活をさせるのが当然だ。
どころか、子供に毒を与えて毎日不幸な思いをさせるなら、じゃあなぜ産んだ?と疑問を抱く。そんな奴らは親になる資格なんてない。大人しく孤独死して欲しい。
大人のあなたが人生上手くいっていない場合、毒親を恨むのではなく、極力関わらないこと。「私がこうなったのは毒親のせい」と人のせいにするというのは、まさに毒親のような歪んだ思考なのだ。
子供のあなたは、「絶対こうはならない」という強い信念の元、今は耐えるかひどい場合は児童相談所や信用できる人間に相談するのも良いかもしれない。
ちなみに私は、兄には包丁で刺されかけたというエピソードがあり、こいつも嫌いなのだが話すのはまたの機会にする。
良い人生を!すっきりした。。