別れ際の常套句「友達に戻ろう。」その真意と戻れる可能性を考察
「友達に戻ろう。」言った側か言われた側かは別にして、この言葉は多くの人間が聞き覚えがあるのではないだろうか。
そこで今回、この言葉の真意と、本当に友達に戻れるのかを勝手に考察してみる事にした。
「友達に戻ろう」という人の真意3選
「友達に戻ろう」という時、人はどんなことを思っているのだろうか。
単純に言葉のままの意味だけではないと推察する。以下の3パターンではなかろうか。
・そのままの心理。友達としては永く付き合いたい。
→ 恋人としてはもはや無理だけど、一緒にいて楽しかったり居心地は良かったり。
ただそう願うなら、二人きりでは会わず、複数人の時だけ会うべき。
・フる際の優しさ
→ 「もうあなたに恋愛感情はない」「嫌いになった」「一緒にいても気を使う」などなど、
本音をそのまま言ってしまうと相手を傷つけてしまう時、あるいは逆上させてストーカーに
なってしまう事を防止するなど、当たり障りのない「友達に戻ろう」が有効。
ほとんどがこのパターンなのではないだろうか。(別れを穏便に済ます。)
・元々遊びであった → 都合の良い関係へ
→ なんとなく勢いで付き合ったけど、本当はそもそもそんなに好きでもなく、ただ寂しかった、
あるいは遊び相手が欲しかっただけで付き合っていたとき。
とりあえずキープということで関係は続けておこう的な。
「これからは恋人でなく、友達(という名の都合のよい女(男))になってくれ!」
実際「友達に戻れる」のか?
では、実際に「友達に戻ろう。」と言われた場合、どのような結果になるのか推測してみる。
まず言われる側と言う側で、大きく分けて以下の三つのタイプに分別できるだろう。
TYPE1.冷めた(人としては好き)
TYPE2.冷めた(人としても嫌い)
TYPE3.好き(I LOVE YOU)
上記のタイプをそれぞれ掛け合わした以下の6パターンで推測してみよう。
①冷めた(人としても嫌い) × 冷めた(人としても嫌い)
→ 友達に戻れる可能性 0%
そもそもお互い人としても嫌いならば、「友達に戻ろう。」などと冗談でも言わないだろう。
まずこちらは発生率自体がゼロだろう。
②冷めた(人としても嫌い) × 冷めた(人としては好き)
→ 友達に戻れる可能性 20%
どちらかは、相手のことを 人として好き = 友達になりたいと思っているパターン。
フられた側もフった側も、どちらかはもう相手と関わりたくないと思っているはずなので、
ほぼ断られる。下記のような感じで断るのではないだろうか。
「新しい恋人が出来た時に疑われたくないし、元恋人とは一切連絡を取らないようにしてる」
それでもOKする場合は、友達としてなら目を潰れる点もあると思った場合や、
熱意に押され断ること自体が面倒くさくなったときだろうか。
結局は、冷めた(人としても嫌い)次第になる。
③冷めた(人としても嫌い) × 好き(I LOVE YOU)
→ 友達に戻れる可能性 0%
この場合、冷めた(人としても嫌い)側が別れを切り出すことになるだろう。
本当に友達に戻りたいと思っていってるわけではない。
前述した「フる際の優しさ」か、「元々遊びであった → 都合の良い関係へ」のどちらか。
「重い」と思っている相手に対してなら、逆上させてストーカーになるのを防止する為で間違いない。
④冷めた(人としては好き) × 冷めた(人としては好き)
→ 友達に戻れる可能性 100%
このパターンは純粋にどちらも、「友達としては永く付き合いたい」と思っている。
従って、恋人としてはうまく付き合えないが、友達としてなら今まで以上に仲良くなれるのでは。
「異性として見れない、家族みたいな感じ。」こう言うことだろう。
⑤冷めた(人としては好き) × 好き(I LOVE YOU)
→ 友達に戻れる可能性 50%
この場合、冷めた(人としては好き)側がフるパターンになる。
ただこれは、一番気をつけなきゃいけない組み合わせである。
フられた側(好き(I LOVE YOU))は、恐らく相手への好意を捨てられることはないだろう。
しかし、相手との関係は断ちたくない。ならいっそ友達としてでも関係は続けようと思うはず。
ただ、心の奥底で相手との復縁を願いながらも、友達を演じ続けられるだろうか?
相手はもう自分のことなど愛していないのだ。
段々と辛くなってくるに違いない。その内相手に新しい恋人なんか出来たならば、
精神が病んでもおかしくない。それでも友達を続けられる覚悟があるか?相談に乗れるか?
更に相手が結婚して、一生実らない(復縁がない)としても、耐えられるだろうか。
心の底から相手を祝福できるだろうか。その自信があるならば友達として続ければいい。
願わくば、フる側(冷めた(人としては好き))がもし相手に好意が残っている
ことを知っているならば、きっぱりとフってやることが一番の優しさなのかもしれない。
⑥好き(I LOVE YOU) × 好き(I LOVE YOU)
→ 友達に戻れる可能性 0%
この組み合わせってそもそも発生するの?と考えた。
好き同士ならば別れないし、友達に戻ろうなんて言わないのではないかと。
しかし、考えてみたら可能性としてはありえる。
「やむなく、別れを選ぶしかなかった」こんな状況だ。
例えば好き同士だけれど、遠距離で仕方なくだったり、自分と結婚しても幸せにしてやれないと思ったり、
相手のことを思って決断する時、この状況は発生するのだろう。
だからこそ、友達に戻れる可能性もゼロなのだ。
「早く終わらせて次の幸せを見つけてくれ。」こんな願いを感じ取れる。
いかがだったであろうか。
別れ際によく聞く「友達に戻ろう。」、この言葉に隠された真意をよくよく考えてから、
その後の関係性をどうするか慎重に決めよう。