政府「なんでニートなん?」ニート「○○だからにゃ。」:働かない理由TOP10
今の若者は何を考えているのだろうか。
彼らの思考を理解する為に、前回に引き続き、今回も「子供・若者の現状と意識に関する調査(平成29年度)」を自身の解釈と見解を入れて読み解いていく。
まず前提として、回答者1,000人の内10.5%が、「働いていない(求職中の方や家事手伝いの方を含みます)」を選択していた。
ではその理由とはなにか?
1位:「希望する業種・職種での採用がなかったから」(16.5%)
─ 希望する業種や職種があることは良いことだ。働く上でモチベーションを維持できる。
私もかつてはTV業界や大手出版社を目指していたが、採用枠数名に対して何千名もの志願者が殺到する。
理想が高くあまり固執していると、いつまで経っても就職不可能だろう。
業界の中でも大手にこだわらないこと、あるいは業界は異なれど希望の職種に就き経験を積むことが重要ではなかろうか。
2位:「健康上の理由のため」(15.0%)
─ 身体あるいは精神的な障がいを持っている方にとって、働きたくとも働けないということがある。
私も精神的に病み、1年引きこもっていたがその時はとても働けるとは思わなかった。
また、障がい者枠は採用自体が狭まっているということもあり問題だろう。
3位:「子育て介護等家庭の事情のため」(10.0%)
─ 今では産休や育休という制度も世間的に広く認知されており、さらには時短勤務も適用可能な企業が多い。
働きながらも育児に専念できる環境は昔よりも整ってきていると思う。もちろん大変なことに変わりはないが。
介護休暇も制度として確立されており、より利用する人が増えていけばよいと思う。
4位:「特にやりたいことがないから」(9.2%)
─ うむ、わかる。やりたいことをしながらお金をもらうのは正直難しいと思う。
特段やりたいとは思わないが、とりあえず生活の為に働くというのも選択肢としてはありではないだろうか。
5位:「他にやりたいことがあるから」(6.9%)
─ ミュージシャンや漫画家など、夢を追ってる方々だろうか。
是非諦めずにドリームを掴んでもらいたい。
6位:「どこにも採用されないから」(6.2%)
─ 切実な選択肢だと思う。絶望感すら漂う選択肢だ。
実は私も新卒就活時、50社落ちた。もちろん大手ばかりを志望していたので当然ではある。
しかしそれでも当時は、自分が社会に必要のない人間なのではないかと極限まで落ち込んだ。
とにかく採用されるまで受け続けることをこの選択者に言いたい。
7位:「働くのが嫌だから」(5.7%)
─ シンプルで素直だ。私も出来ることなら働きたくない。ずっと寝ていたい。
いつか本当に働かなくてはいけない時までは、働かなくて良いと思う。
金さえあれば絶対働きたくない!!
8位:「人間関係がうまくいかないから」(5.5%)
─ 職場でのいじめや嫌がらせは、社会人になっても存在する。日本の陰湿な社会は嫌になる。
あと、話し方だったり態度だったり生理的に受け付けない人間が一人いるだけでも嫌になる。
退職理由で一番多いのも「人間関係」なのだ。
「気にしない」か「論破する」、このどちらかで戦ってほしい。
9位:「経済的に急いで就職する必要がないから」(5.1%)
─ う、羨ましい。。
言ってみたいなこのセリフ。。
10位:「そのうち結婚すると思うから」(3.0%)
─ いいよね専業主婦。私も男だがなりたいわ専業主夫。
既に金持ちの相手と婚約してるということだろうか、やり手である。
※実は「その他」(17.0%)が実質1位であるが理由が不明の為、除外している。
いかがだったであろうか。
やりたい仕事がない人、働きたくても働けない人、そもそも働きたくない人…働いていない理由も様々だということがわかったと思う。それにしてもこのアンケート29歳までなのに、「健康上の理由のため」、「子育て介護等家庭の事情のため」が2位3位って異常に多くないだろうか?