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うつから心理学②:ペ・ル・ソ・ナ!理想的な性格には演じてなれる?

前回、マイナス思考の抑制化について記したが、今回は今の性格を変化させ、理想の自分に近付く為の方法を心理学の観点から紐解く。

目次

ありのままではうまく行かないのが現実

「ありの~ままの~♪姿みせ~るの~よ~♪」
大人気映画の主題歌で、こんなフレーズがあるが、実際にはありのままの自分を見せて、受け入れられる人は滅多にいない。

自分一人の時であればそれで良いが、社会生活の中ではそうは行かない。
集団の中では、空気を読むことや輪を乱さないことが暗に求められる。
先輩や上司、親や職種(先生や店員など)としての立ち振る舞いも要求される。

そう、人は誰でも、日々役割を演じているのだ。
演じたくはないかもしれないが、社会生活の中でその役割を果たすためにペルソナを作り出しているのだ。

なりたい自分を演じきることで性格が変化

そして、中にはありのまま、自分の性格が嫌な人はいると思う。ならばどんな性格になりたいだろうか?
憧れの人物、あるいは好きなアニメのキャラクターでも良い。
「こうなりたい!」と思えるような性格がある時、思い切って演じ続けるといつしかそれが当たり前となり、性格が変化していく。

社会生活を営む上で、普段から無意識に行っている行為だ。
意識的に演じること(ペルソナを作り出すこと)も、そう難しくないはずだ。

例えばアメリカでは、こんな心理実験がかつて行われた。

スタンフォード監獄実験(1971年 アメリカ)
─ この実験では、囚人役と看守役に分かれ、それぞれ一定期間生活した後の性格の変化について検証した実験。
  囚人役:横暴な性格に。
  看守役:卑屈な性格に。

演じ続けることで、性格に変化

※ただこの実験、近年で”やらせ”ではないかと噂されている為、少し信憑性にかけるところはある。。

いわゆる、セルフマインドコントロールだ。

「自分の好きな人物(キャラ)だったら、こんな時どうゆう考え方をするのか?」

「普段の口調や態度、振る舞いなども真似してみよう。」

「何なら口癖や名言、名ゼリフも完コピしてしまおう!」

荒療治なイメージはあるが、演じ続けるうちに理想の自分に近づいていく可能性は高いと思われる。
ペルソナを無理やり作り出していく行為は、最初は苦痛かもしれないが、身についてしまうとそれが自然になることだろう。

そもそもありのままの自分なんてあるのだろうか?
いや、確固たる不変の自分なんてものは存在しないだろう。
絶えず環境的要因で生まれ変わっていくことだろう。

ペルソナは自己に溶け込んでいく。
ならば自ら、理想の性格を作り上げ溶け込ませ、性格を意図的に望んだものへと変えていけば良いのだ。

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