くら寿司バイトテロ=面白いと思われたい、行き過ぎた承認欲求の表れ

くら寿司バイトテロ=面白いと思われたい、行き過ぎた承認欲求の表れ

2019/2/9、くら寿司のアルバイト店員が、一度ゴミ箱に投げた魚を拾い上げてまな板に置く動画がツイッターにアップロードされた。

この近年続く、いわゆるバイトテロ(テロという言葉は安易に使うべきではないと思うが便宜上使用する)について、当事者の心理を追求していく。

引用元:NHK NEWS WEB 2018年12月6日 木曜 午後0:34

大阪に本社がある大手回転寿司チェーンの「くら寿司」は、アルバイト従業員による店内での不適切な行動の動画がインターネット上に掲載されたとして、謝罪しました。

ツイッターに掲載された動画には、「くら寿司」の制服を着た男性が、魚の切り身を包丁でさばいて、「これは捨てます」と言いながらゴミ箱に投げ入れたあと、拾い上げてまな板の上に置く様子が映っていて、動画を撮影した人物の笑い声も入っています。・・・(以下略)

古来より人は「名声」を求めてきた

人は誰でも、誰かに認められたいと願っている。
その対象は親だけでなく、友人や異性、上司や部下と幅広い。

学業、スポーツ、音楽や文学といったごく一部の才能ある人物が認められてきた。
現代でわかりやすく言えば、「ミシュラン」から星をもらうことは飲食店にとって憧れではなかろうか。

事実、多くの飲食店が「ミシュラン」で星を取りましたなどと、自らアピールしている。
<認められてこそ一流>、古来より人が「名声」を求めてきたのは、そんな心理が関係していることだろう。

では、とくに秀でた才能がない人物はどうしたらよいのか。
それこそが、今回の事件と関係していると思う。

おもしろいと思われたい、注目を浴びたい認められたい「承認欲求」

そう、秀でたものがない一般人だって、誰かに認められたいと思うのは当然の欲求なのだ。
しかし当たり前だが、簡単には周りから認められない。
人より秀でた才能がないものは、「人と違うこと」をやって認められるしかないのだ。

この「認められたい」という欲求は、心理学用語でいうところの「承認欲求」である。

今回の事件、いわゆるバイトテロをした彼の場合、行き過ぎた「承認欲求」が関係している。
誰もやったことのないこと(この場合、やってはいけないことなのだが)で、注目を浴び、
周りから”おもしろい”と思われることで、自らの承認欲求を満たしたかったに違いない。

大人であればそんなことをしても、認められないどころか訴えられるし、そもそも非常識すぎてやらない、
おもしろくないということはわかっているだろう。

しかし、こと子供に限れば、(恐らく仲間内だけに動画を公開するつもりだったのだろうが)、
今回の事で自分は人気者になれると思っていたに違いない。
そしてまさかメディアを騒がせニュースになることまでは想定していなかったに違いない。

巷では、奇抜なことをやるユーチューバーが持て囃されているが、彼もその影響を受けたのだろう。
メディアリテラシーが欠如していることはもちろん、今回の場合は常識が欠けていたという他ないだろう。

自分が行った行為で、誰かに害を与える(あるいは与える可能性がある)ことは決して許されないのだ。
たとえそれがおもしろいと周囲から認められる行為でもだ。

承認欲求と犯罪心理という観点で、ニュースを観て行くと意外と動機として多いのではないだろうか。

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